映像で見る占領期の日本

最終更新：2001年11月12日

ロシア紙　ПРАВДАの紙面

ソ連共産党中央委員会機関紙。1912年4月22日（新暦5月5日）ペテルブルグで発刊。初期の『プラウダ』はレーニンによって指導され、1912―14年の間に、レーニンの論文を130以上掲載し、ボリシェビキの党派性を高く掲げて、革命への下準備を行った。

十月革命の勝利と共に、1917年10月27日（新暦11月9日）の第170号から、ソビエト政権の重要な決定や指令を掲載した。この時期のものから、京都大学附属図書館に所蔵されている。

政権獲得後の『プラウダ』も、集団的宣伝者、扇動者、組織者として党や政府要員のマルクス＝レーニン主義教育、一般大衆の動員手段という役割を果たした。1920年代ネップ（新経済政策）期の『プラウダ』は、まだ多分に資本主義社会の新聞と類似した側面を持っていたが、第1次5ヵ年計画（1928―32）の開始と共に、国内の生産扇動に重点が置かれ、国際ニュースは第1面から第4面に追いやられ、その他娯楽記事や広告も消滅した。1945年前後の新聞は、4面構成。スターリン批判（1956年）以降、消費生活や娯楽記事も取り上げられるようになったが、ソ連崩壊と共に廃刊となった。

降伏調印式のソ連代表…クジマー・ニコラーエヴィチ・デレヴャンコ中将

1.9月2日

１面

「平和時代の重大任務」　「ソ連最高会議幹部会布告」

2面

生産扇動の記事か。日用必需品を作る職場の紹介など。

３面

大集会「勝利への道」の報告？
「ソ連対アメリカのチェスの試合報告」

４面

「降伏した日本、調印式に臨む」
　９月１日配信（ソ連電報局通信）。９月２日午前10時30分、戦艦『ミズーリ号』上で、日本の降伏調印式典が行われる。……

2.9月3日

1面

Ｉ．Ｖ．スターリン同志の国民に対する呼びかけ

同志らよ！
国民達よ！
９月２日、日本政府及び軍部代表が無条件降伏文書に調印した。海軍、陸軍共に粉砕され、四方を武装した強力な連合国軍に包囲されて、敗北を認め、降伏した。
世界のファシズムと侵略の二つの火元は、この世界大戦前夜に形成された。　すなわち、西のドイツと東の日本である。これら二つが、第二次世界大戦を引き起こしたのである。この二つの国は、人類とその文明を滅亡の淵へ追いこんだ。西の世界侵略の火元は４箇月前に一掃され、結局ドイツ民族は否応無しに降伏に追いこまれた。この後、４箇月たって、東の世界侵略の火元も根絶されて、主要な同盟国ドイツと同じように、降伏文書に調印せざるを得なくなった。
このことは、第二次世界大戦の終結を意味する。
今や、全世界の平和のために不可欠な状況が既にもたらされたと言える。
侵略者日本は、我々の同盟国―中国、アメリカ合衆国、イギリスだけに損害を与えたわけではない。彼らは我々の国にも同様にひどい損害を与えたのだ。我々はこのことに注目しなくてはならない。それゆえに，我々には日本に対してさらに別の請求があるのだ。
わが国に対する日本の侵略は、１９０４年、日露戦争の時代に始まる。このことは次のように知られている。１９０４年２月、日本とロシアとの間での交渉がまだ続いていた時に、日本はツァーリ政権の衰退を利用して、宣戦布告も無く、不意に卑劣にもわが国に攻撃を仕掛けてきたのだ。そしていくつかのロシア軍艦を戦列から排除し、それによって自国の艦隊に有利な状況を作り出すために旅順一帯のロシア艦隊を攻撃したのだ。実際日本は３隻の第１級のロシア軍艦を戦列から除いた。この事件から３７年後、日本がこの卑劣なやり方を、アメリカ合衆国に対して全く同じように繰り返したのは注目に値する。１９４１年、日本は真珠湾におけるアメリカ海軍基地を攻撃し、この国の主力艦を戦線から排除したのだ。その当時、日本との戦争でロシアは敗北に耐えたと知られている。そもそも日本は南サハリンをロシアからもぎ取り、クリル諸島（千島列島）を我が物にし、そうすることで、わが国の大洋への東の出口―つまり、ソビエトのカムチャッカとチェコトのすべての港と出口―を塞いでしまうために、ロシア帝国の衰退をうまく利用したのだ。日本が極東問題をロシアから奪い、自ら持って任じたことは明らかである。
しかし、わが国に対する日本の侵略行為はこれに留まらない。１９１８年、わが国でソビエト体制が樹立された後、日本は我々とイギリス、フランス、合衆国との敵対関係を利用し、これらの国々に頼った。−日本は再びわが国を攻撃し、極東を占領し、四年間のわたって我が国民を苦しめ、ソビエトの極東を強奪したのだ。
だが、まだこれだけではない。１９３８年、日本はウラジオストクを包囲しようと、ウラジオストク付近のハサン湖地帯で、またわが国を攻撃した。一方翌年、ハルハ川付近のモンゴル共和国の一帯では、ソビエトの領土に突入し、我がシベリア鉄道の主線を遮断して、極東をロシアから切り離すことを目的として、攻撃を行った。
実際には、ハサン湖とハルハ川一帯における日本の攻撃は、ソ連軍が彼らに多大な恥辱を浴びせて一掃した。同様に、１９１８年から２２年にかけての日本軍の干渉も、首尾好く排除され、我々の極東地域から日本の占領が追い出された。しかし、１９０４年の日露戦争におけるロシア軍の敗北は、我ら国民の意識に悲しい思い出として残った。この敗北は、わが国に黒い点として残ったのだ。我ら国民は、日本が敗れ、この点が清算される日が来ることを信じて待った。我々古い世代に属する者は、４０年間この日を待ちわびてきた。そしてついにこの日が来たのだ。今日、日本は敗北を認め、無条件降伏文書に調印する。
このことは、南サハリンとクリル諸島がソビエト連邦の所有となり、これらが今後ソビエト連邦を大洋から引き離すポイントや、日本の極東攻撃の基地とならないこと、かわって、ソビエト連邦の大洋への直接のアクセスポイントとなり、日本からの攻撃に対する防衛基地として、使用できるようになることを意味する。
我々ソビエトの国民は勝利への努力と労働を惜しまなかった。我々は苦難の歳月を味わった。しかし今や、我々一人一人が自分の体験を語ることができるのだ。これから我々は我が祖国が、西方からのドイツの侵入、東方からの日本の侵入に怯えることはないと考える。全世界の国民のための待ちに待った平和が訪れたのだ。
我が友人たる国民諸君よ、偉大なる勝利、首尾のよい戦争の結末、全世界の平和の到来を祝おう！
ソビエト連邦、アメリカ合衆国、中華民国、大英帝国の軍事力、日本に対する勝利を収めた力に栄光あれ！
極東部隊、太平洋海軍、われらが祖国の守られた栄光と尊厳に幸あれ！
われらが偉大な国民、戦勝国民に栄光あれ！
名誉と祖国の国民のために死んだ戦没者、英雄に永久の祝福を！
われらが祖国万歳！　

「布告」
最高会議幹部会
対日戦勝記念日について
日本に対する勝利を記念して、９月３日を全国民の休日―対日戦勝記念日―とすることを定める。

２面

「降伏日本に対するアメリカ合衆国大統領トルーマンの演説」
「第２時世界大戦の終結」

４面

「降伏日本の調印式典」
「主力艦『ミズーリ号』の船上で」

3.スターリンの声明について　　

9月3日の1面に掲載されたスターリンのメッセージは、2日夕刻ラジオで行った演説と同じもので、この戦争の歴史的意味と政治的意味を指摘している。彼は、この戦争によってソ連国民は日露戦争の雪辱を果たしたのであり、またソ連は太平洋と直接結びつくことができるようになったと述べている。いずれも連合国の公的に掲げる戦争目的と著しく矛盾するものである。また、実際1905年のロシアの革命家達は、彼が述べるのとはかなりちがった感慨を抱いたものであるが、スターリンは時代錯誤的でさえあるロシア民族主義への熱烈な賛歌でこの戦争を決着させることを選んだ。

また、第二次世界大戦でもっとも大きな被害をうけたのはソ連である。戦死した戦闘員の数は、ソ連1360万人、ドイツ420万人、日本185万人の数を見ても明らかである。また1941年6月の開戦時から45年12月31日までの間に2600万人から2700万人の人的損害（逃亡者を含む）があったとされる。（もっともスターリンはこの数字を隠蔽した）。このような多大な苦難の末、平和が訪れたときのソ連市民には充実した解放感があった。しかも、強暴な外敵に対する「祖国」防衛戦争を通じて、スターリン政府と国民の一体感も強まっていた。おそらくソ連市民のスターリンに対する敬愛が最高潮に達したのは、このときであったろう。

4．ソ連代表団について

ソ連代表　Кузма　Николаевич　Деревянко
　　　　　（クジマ・ニコラエヴィチ・デレヴャンコ　1903−1954）
　1936　モスクワ陸軍大学校を卒業。
　1945　独ソ戦勃発と共にヨーロッパ戦線に参加、赤軍を指揮してウィーンに入城。　
　　　　　ついで太平洋戦線勤務となり、マニラでソ連極東軍とアメリカ軍との間の連絡将校として活動。
　　　　　ミズーリ号上の対日降伏調印式に、ソ連代表として参加。
　　　　　対日ソ連軍事使節団長、対日理事会ソ連代表を勤める。
　　著書に『ソ連は日本に何を望むか』（黄土社1945）がある。
　これは、対日理事会ソ連代表としての彼と同じくキスレンコの意見を収めたものだが、彼らの意見はアメリカ側の意見と激しく対立したようだ。　

他に、Ｎ・Ｆ・ヴォロノフ空軍少尉、Ａ・Ｍ・ステツェンコ海軍少尉、駐日ソ連大使ヤコフ・Ａ・マリクが代表団として参加した。調印に臨む代表団としては、ソ連は米国に次ぐ規模であった。

5．参考文献

倉持俊一『ソ連現代史I』山川出版社
和田春樹他編『世界歴史大系　ロシア史３』山川出版社
坂井信義他編『ソ連邦史３』
『世界大百科事典』平凡社

（作成者：高橋沙奈美）

中国語新聞　『申報』の紙面

以下は、降伏調印式に関する申報の記事と、９月２日、３日の関連記事の全訳である。
　保存状態がコピーであり、ところどころ印刷がつぶれて字が判読できないところがあったので、そこは○で示した。特に９月２日は印刷が悪かったため、○の数が多くなってしまった。また、申報にはコラム欄がなかったため、コラムは含んでいない。

８月１８日    �"休戦条約禰字代表　我国派定徐永昌    美国空隊準備助華運兵���鹿齔瘤昭��腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀敞��齡�綵ф闔�聲迚踟頃ＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family: Century;mso-hansi-font-family:Century;mso-fareast-language:ZH-TW'>８月１９日    �"盟軍代表団紛抵馬尼刺　我代表昨到達  日特使抵伊江島即将任���鹿齔瘤昭齔瘤�瘤臀杜��齡�綵ы齒�癇縺齡�瘤苺瘍綺敞�廡昭�鞜郛鹿霈 腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀敞��齡�綵ф闔�聲迚踟頃ＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family: Century;mso-hansi-font-family:Century;mso-fareast-language:ZH-TW'>８月２０日    �"日特使十三人昨抵馬尼刺　日皇停戦令専使送達���鹿齔瘤昭��腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀杜�咯首鞜�齡�綵ы齒�鞜竇鴣邵�鵲商鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔�鹿齔瘤昭�鞜郛首鞜�齡�綵ф闔�皷��軒稲�逑鎰砠粡�闔�皷�艮荻稲�肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family:Century; mso-hansi-font-family:Century'>▲馬尼刺十九日合衆電・日本投降使節所乗飛機，已於下午五時五十分抵馬

               尼刺之尼古拉斯機場，在場衆達五十人

８月２１日    �"布置禰訂停戦条約　馬尼刺両度会議　初歩商結束日代表返国���鹿齔瘤昭��腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀杜��齡�綵ы齒�癇縺齡�瘤苺瘍綺敞�廡昭齔瘤 齡�綵ы齒�鞜竇鴣邵�鵲商鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔�鹿齔瘤昭�鞜郛首鞜�齡�綵ф闔�皷��軒稲�逑鎰砠粡�闔�皷�艮荻稲�肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family:Century; mso-hansi-font-family:Century'>▲重慶十九日馬尼刺電・日本河邊副参謀総長，本日抵馬尼刺，渠孫代表日本

               本帝国嘸拓針沃塞布置禰訂戦之条約。河邊大将等一行十六人，係乗運輸機

               一架，自伊江島来此，有八架戦門機保護該機於下午三時五十五分，在尼古

               拉斯機場降落。拓克沃塞元帥之副参謀長威洛貝中将在機場守候，日代表抵

               達後，即與威氏二握手，然後即分乗汽車而去，日代表団均住在羅翔拉公寓

               食物由練部膳應供給。

              ▲馬尼刺二十日電・日本陸海軍投降使節，於十九日晩九時在馬尼刺市政應與

               拓克沃塞総部之参謀会議，目的在供給最高統帥及各軍隊如何開入日本之一

               切有閲情報。

              ▲馬尼刺二十日電・　商日本投降協定禰字之初歩会議於今　二時半結束，前

               後暦時五小時半，会後井未宣布談範囲亦未説明今後計画。

              ▲馬尼刺二十日路透計電・本日日和平代表嘸拓針琳塞之参謀挙行第二度会議

               凡二小時半，至下午一時始散，日代表隆霊需拓針沃塞元帥，即離馬尼刺返

               日。在第二次会期間，日代表供給更多之情報，以便盟軍進入日本，会議期

               寂拓針沃塞元帥始終留於渠之弁公害。

８月２２日    �"拓克沃塞元帥宣布　即将率軍進駐日本　日投降書定於十日内禰�#

８月２３日    �"美英艦在日近海　準備開入東京湾    初期占領盟軍達十七師���鹿齔瘤昭齔瘤�瘤臀杜��齡�綵ы齒�癇縺齡�瘤苺瘍綺敞�廡昭�鞜郛鹿霈 腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀杜��齡�綵ы齒�癇縺齡�瘤苺瘍綺敞�廡掌鹿齔瘤昭齔瘤 赱鈑准鉢墸��跂洲肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family:Century;mso-hansi-font-family: Century;mso-fareast-language:ZH-TW'>月２４日    �"拓克沃塞宣布　戦艦上禰降書���鹿齔瘤昭��腫�赱齠粛齒麗鴉瘡��跂洲轣鱧蜴�繙�軍�頸Ь首鞜�齡�綵ф闔�皷�左�頸�逑鎰砠粡�闔�皷�艮荻稲�肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family:Century; mso-hansi-font-family:Century'>▲　中央社馬尼刺二十三日電・拓克沃塞元帥宣布，日本降書将於本月三十一

日在東京湾美��ぢ密蘇里��ぢ号主力艦上禰字。拓帥宣布、占領日本之詳細計画

日本一切船隻，慶挽牡目前所在之地点，向盟国投降命令與東京無線電台

所廣播者大致相同，盟国命令日本潜水艦泊於水面，○以黒旗，以資識別。

拓克沃塞元帥，前令日本一切陸海軍及民用飛機定於地面，但経東京特別

要求後，現允於必要時，得作極少次之飛行，占領計画筧定大批０５４式

機、於準備期間往東京之強大編隊中，僅占一部○，作戦飛機亦已備妥，

準備率命出動。

               �"在日書禰字　盟国代表名単���鹿齔瘤昭齔瘤 赱鈑重劉孑��跂洲逑鎰聲鱚癈�赱鈑�艱菜鉢墸Ь鹿齔瘤昭��腫�赱齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤�瘤臀杜��齡�綵ы齒�癇縺齡�瘤苺瘍綺敞�廡昭齔瘤 齡�綵ы齒�鞜竇鴣邵�鵲商鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔殺鈞齔�鹿齔瘤昭�鞜郛首鞜�齡�綵ф闔�皷��軒稲�逑鎰砠粡�闔�皷�艮荻稲�肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝";mso-ascii-font-family:Century; mso-hansi-font-family:Century'>▲重慶二十三日電・美新聞処馬尼刺二十三日電・今日拓克沃塞元帥総部発

                表・将在日本投降文件上禰字之盟方代表如次・・・美方尼米徃元帥，英

                方副拉塞海軍上将，中国徐永昌将軍，蘇聯で里暢河中将，按洲布來梅将

                軍，荷蘭東印度欧英中将，法国莱克勒将軍，加拿大與紐西蘭代表未指定。

              ▲中央社重慶二十三日電・○美新聞処馬尼刺二十三日電・拓克沃塞元帥昨日

                廣播通知日軍総部門謂，漢火利亜，加拿大，法国，荷蘭，紐西蘭各国代

                表，均将参加日本週慕岻禰忖。按代表為按陸軍総司令布來梅，法代表為

                法○○遠征軍総司令莱克勒，荷代表印陸軍総司令欧英，琉球本島今日因

                盟軍準備占領日本，故已集中有大批C54式運輸機。

▲中央社重慶二十三日電・○美新聞処馬尼刺二十三日電・荷為東印度陸総

  司令欧英中将，今日偕荷籍官員若干人抵比渠及其随員，繍壓拓針沃塞元

  帥総部進行遣散日本俘虜工作，並任参加日本投降儀式之荷蘭代表。

８月30日    『「米蘇里」号戦艦併入東京湾　美軍後日在横濱館山登陸』

              ▲中央社重慶二十九日電・○美新聞処東京湾第三艦隊随筆記者二十八日電・

                戦門艦��ぢ米蘇里��ぢ号，今日上午七時已は入東京湾，海爾○将○現在艦上，

                日本将在該艦禰訂正式投降協定

▲中央社○金山二十八日電・美第三艦隊報告○第三十一特種混合艦隊，本

                日上午(日本時間)開始進入東京湾，満載擬往占領横須賀海軍基地之海軍陸

                戦隊，主力艦米蘇里号(九月二日日本屎塀岻禰忖灸撰軸壓艦上挙行)定二十

                九日開入東京湾。第三十一特種混合艦隊司令弄哲○海軍少将，本日中午(

                東京時間）報告構・現正平安在赴東京湾途中之港賀海峡中，魚雷艦二隻

                在艦隊前列領導，由日本水手罵併日人謂○住相模湾之狭長海峡、現巳清

                清・美空艦機数百架在艦隊上空巡遍，如発現日本○○跡象，則○準備

                應対事変。

９月２日      「米蘇里号戦艦上　今日挙行受降礼   美総統○時将作紀念廣播」

▲重慶一日電・合衆社訊・東京湾美艦「米蘇里」艦上之受降典礼暫定二日

上午九時(東京時間)挙行、艦於受講演説之○述、領在国小時内○能発表

▲重慶一日電・○東一日廣播・外相重光葵因日本壕受波次担宣言条○之文

即将於二日在美艦「米蘇里」号上禰字特於一日下午接見○○・電申全関上下○○○○現実之態建、接授失敗之重要性。

▲中央社華盛頓三十一日電・預料日本正式投降儀式、将於明日上午八時三

十分(印度標準時間)在米蘇里主力艦上挙行。白宮本日宣布○○即○○告白日本正式投降之確定時間、依照目前計割、日本投降儀式将巡由○上廣

播○衆後、再○聴杜魯門総統歴時九分鐘之廣播。杜魯門総統○以電紀念

儀式、彼比一儀式、亦即戦勝日本之正式象徴也。杜魯門総統発表演説後

米蘇里号主力艦、尚将廣播其他節目。

            「参與日投降礼　美軍将領名単」

              ▲重慶一日電・攘夷新聞処容共三十一日電・○美○社訊・参與「米蘇里」号

               艦上日本正式投降儀式之美高級領即次・盟軍最高統帥拓克沃塞将軍在日本

               俘虜為拘留三年近獲○放之巴丹半島英雄魏鋭特二級上将、太平洋艦隊及太

               平洋区司令尼米徃海軍上将、美戦略航空隊司令巴徃将軍、別有尼米徃将軍

               参謀海m栂海軍中将、航空隊司令処尼将軍、横須賀占領軍司令弄哲爾海軍

               少将、第五航空隊及琉球本島遠東航空隊司令徳穂赫ニ級上将、第十一空運

               師司令施温中将、新編陸戦隊第四旅司令克動門少将、第八軍軍長及東京区

               盟軍占領軍司令穐契領貝傑二級上将等。

             ▲中央社重慶一日電・○美新聞横濱一日電・蘇法荷参加九月二日在東京遭

              挙行投降儀式之代表今晩到達比間、茂克動将軍代表法臨時政府、赫夫里区

              雲荷蘭代表副長、蘇代表名単未公布。

           「美軍百戦之師昨在横濱登陸」

　　　　　　 ▲重慶一日電・○美新聞処東京一日電・穐契爾貝傑二級上将指揮之美第八師

              中百戦之師今日開始在横濱登陸・先頭部隊之登陸，適與○師横濱○都○備

              日軍最後投降儀式之首次正式会談同時、美国対日之加緊常温巳因第八師先

              頭部隊之到達○属書久○戦○之部隊、以完全作戦行列。於戦雨中日東京港

              之千百登陸艇登岸。

９月３日   「盟機八百最後示威    日本昨正式投降    重光梅津両全権代表禰訂降書」

           ▲中央社東京二日電・日政府與聯合国方面之投降亅協禰忖塀・二日上午九時在

            泊放横濱附近六○海面之美国新銃艦「米蘇里」号艦上挙行。禰字会場設右舷

            上甲板上、自上午八時十五分、許聯合国各代表相入場、八時四十分、聯合国

            最高指揮郊拓針沃塞元帥及美国代表尼米徃元帥入場、準備一切終了。会場之

            正中置有長八尺寛二尺之長方形卓、続該卓自正面面左側為中国、英国、蘇聯

            奥洲、加拿太、法国、荷爾、紐西蘭等国之全権代表、順序嫋立、右側為聯合

            国最高指揮官拓克沃塞元帥與美方代表及約六十名之美国隊員�嫋羨。八時五

            十分日方全権代表乗小艇於「米蘇里」号艦傍、随之重光外相、梅津参謀総長

            日方両全権代表及随員九名亦到着。九時正、由拓克沃塞元帥司会、禰字式遂

            即開始。長一寸五尺、寛一尺許之投降協定文書二件、櫂於卓中央、日政府全

            権代表旋即歩入会場、重光、梅津両全権代表居最前、及分三排並立、向各国

            代表○喧後、恆貫拓針沃塞元帥之師示、先由重光外相首於二件文書上署名

            次由梅津参謀長署名。完○後由聯合国方面署名、第一為最高司令官拓克沃塞

            元帥、次之由身代表尼米元帥、連之由中国代表徐永昌軍令部長、英国代表

            福列塞大将、蘇聯代表邸列温特中将、奥洲代表福列米大将、加拿太旗燕悟望

            古列布上将、法国代表魯古列魯大将、荷爾代表別魯○奇提督、紐西蘭代表伊

            西特空軍中将等順序署名。於九時十五分、双方署名終了、聯合軍総司令遂特

            投降協定文書一件手交日方後日方重光、梅津両全権代表及随員相由「米蘇里」

            艦上退下、至比投降亅協禰忖塀遂告終了。

　        「二十二分鐘内荘厳典礼素描」

         ▲東京湾美艦米蘇里号二日合衆電・静黙之日方官員、於二十二分鐘荘厳簡単之典

           礼中、以日本帝国無条件投降於聯合国在互艦冗寂之朝天砲下、聯合国各代表迅

           堀禰忖○黒色封面之日文降書及金緑色封面之英文降書上。在典礼順利進行之際

           盟国作戦飛機八百余架、在空中上下○翔最後一度表顕盟国之空軍力量。拓克沃

           塞元帥鎮静厳粛、主持開幕礼発表簡短演説、日代表重光葵利用一木腿前行（渠

           之腿於十三年前之一二八上海被炸受創）移動、敵使自由衣袋中掬取自来水○、

           看一時表、又看別一時表、於取出基筆、亭禰忖扮、発覚無墨水、最後以美代表

           借予之筆禰字、拓師遂眉露不悦之色、重光面無表情。続而日代表梅津美治郎移

           正其牛角邊之眼鏡、上前為日帝国大本営迅速禰字、拓師亦禰字。渠○載金色○

           邊之使○、如其渡太平洋帰返在海灘上所載者、渠代表全体盟国禰字。中、英、

           蘇、奥、加、法、荷及紐西蘭各国代表相禰字拓師粛然歩至揚○筒前宣構、但

           願和平重返世界、上帝使和平得常保持、此一典礼巳告結束。

           重光椅杖呆立、典礼完華時，渠幇同収受降書。日代表指出加代表悟帽格莱夫禰

           字錯誤一行問題拓弗参謀長與日代表会商下迅速解決。監視典礼者為○歴珍

           珠湾、馬刺利、新加波、香港諸役之人員数人、○拓琳塞為憩島美軍魏鋭特将

           軍、最後防守新加波之英軍総司令波西憩美第三艦隊司令海爾、会在緬境作戦

           之史○○以及其他官員二十人、均参加典礼。拓師上前禰字時、儂会日軍拘禁其

           久之魏鋭特及波西憩二人曰「與余同上前禰字否」、拓師微露興奮之色、持渠所

           用五枚之第一枝時手微動、惟在開始書第一個字時渠巳把○、遂以該○贈魏鋭特

           用過第二枝筆後、以之贈波西憩○而輪流用其他三枝筆、迅速禰字完華、該三枝

           筆将分贈盟国○要。重光、梅津帰米蘇里号時適常渠等登該艦半小時之後、二人

           向外○要三十余人、高級陸軍軍官四十余人、海軍軍官五十余人、盟国記者撮影

           記者○○高所其至高與雀巣相斉之船員及被釈之戦俘虜共二百三十八人点首告別。

         「日本降書要点」

         ▲中央社「米蘇里」号主力艦上合衆社随艦記者二日電・日本降書巳於九月二日上

           午十時�����鹿齔瘤昭齔瘤��跂洲肬銓�瘢蛹��ぢＭＳ 明朝"; mso-ascii-font-family:Century;mso-hansi-font-family:Century'>要点如下・・・一、吾人奉日本政府之天皇及帝国大本営之命、並

           代表渠等接受被次担宣言中之各条款。二、吾人向諸盟国宣布、日本帝国大本営

           所有日本軍隊不論何地受日本節制之所有軍隊之無条件投降。三、吾人命令所有

           日軍及日本人民停止敵対行動及保持所有船隻、飛機、軍用及民用財産、並避免

           其損失、服従盟国最高統帥可能提出一切要求、或日政府各機関在盟国統帥指示

           下所提之一切要求。四、吾人命令日本大本営、立制之所有之司令、無条件投降

           並向其所管轄之部隊一律投降。五、吾人命令所有之民政官及陸軍海軍軍官，遵

           守及実施盟国最高統帥認為使此投降収○所○有之一切公告命令及指示。吾人指

           示所有此等官員、保留其職位、継続其非戦門之任務但由盟最高統帥或其命令下

           特別解除職務者、則為例外。六、吾人負責為日本政府及其継承者、矢忠実施波

           次担規定並発布盟国最高統帥或任何其他盟国指定之代表、為使波次担宣言生○

           起見所需之任何命令、以採取渠等為達到上項目的所需之任何行動。七、吾人命

           令日帝国政府及帝国大本営、立即開放刻在日本○○下之所有盟国戦俘及盟国拘

           留民、予渠等以保護照顕及給養、並即移送渠等前住指定之地点。八、天皇及日

           本政府統治国家之権力、應受制於盟国最高統帥将採取認偽実施此等投降条件應

           有之歩○。 　　　　　　　　　　

日本語訳

９月２日

「ミズーリ号上で今日受降式が行われる　米大統領が記念演説を行う予定」

（重慶一日○○新聞、合衆社の調べ）東京湾の米艦「ミズーリ」号上で受降式が東京時間の午前九時に挙行されることが暫定した。艦上で、受降演説が述べられ、数時間以内に内容が発表される予定。

（重慶一日の電信）○東一日の放送・外相重光葵が、日本がポツダム宣言の条項を受け入れ、二日に米艦ミズーリ号上で文書に調印することを表明した。特に一日午後の会見では、現実を受け入れ、失敗の容認の重要性を述べた。

（中央社ワシントン三十一日の電信）日本の正式投降儀式は明日午前八時三十分（印度標準時間）に米艦ミズーリ号上で挙行される。ホワイトハウスで本日日本の正式降伏の確定時間を発表する。今の計画では、日本の正式降伏が報道されたあと、すぐにトルーマン大統領は九分間の演説を放送する予定である。トルーマン大統領は、これは記念すべき儀式であり、また日本に勝利したことを正式に象徴するものでもある、と述べる。トルーマン大統領が演説した後、米ミズーリ号主力艦での式の模様を再び放送する。

「日本の投降儀式に参加する米軍将の名前」

（重慶一日の電信・攘夷新聞の東京三十一日の電信・○美○社調べ）「ミズーリ」号艦上で行われる日本投降式に参加する米高級軍官は次のとおり。日本の捕虜となって三年近く拘留されて最近になって解放された、バターン半島の英雄ウェンライト二級上将、そして太平洋艦隊及び太平洋区司令スパッツ海軍上将、また、アメリカ戦略航空隊司令パーシバル将軍、ニーミッツ将軍参謀長ターナー海軍中将、スパッツ将軍参謀長リーミー中将、極東航空隊司令処尼将軍、横須賀占領軍司令バッジャー海軍少将、第五航空隊及び琉球本島遠東航空隊司令徳穂赫二級上将、第十一空運師司令施温中将新編陸戦隊第四旅司令克動門少将、第八軍軍長及び東京区連合う軍占領軍司令アイケルバーガー二級上将など。

（中央社重慶一日の電信・アメリカの新聞・横浜一日の電信）九月二日に東京で行われる調印式に参加するソ連、フランス、オランダの代表が、今晩東京に到着する。

「米軍百戦の師が昨日横浜に上陸」

（重慶一日の電信・アメリカの新聞・東京一日の電信）アイケルバーガー二級上将が指揮する米第八師の中の百戦の師が今日横浜に上陸し始める。先頭部隊の上陸はちょうどマッカーサー師が横浜で日本軍と最後の投降儀式の予定を会談しているのと同時である。アメリカは日本に緊張をもたらす。第八軍先頭部隊は到着すると完全に行列をなす予定である。雨の中東京湾の千百の上陸艇が登岸する。

９月３日

「連合軍の飛行機八百機　最後に威厳を示す　日本は昨日正式に降伏　重光梅津両全権代表が文書に調印」

（中央社東京二日の電信）日本政府と連合国の降伏協定調印式が、二日午前九時に横浜付近に停泊中の米新銃艦「ミズーリ」号上で行われた。調印会場は甲板の右舷に設けられ、午前八時十五分ごろから連合国各代表が相次いで入場した。八時四十分、連合国最高指揮官マッカーサー元帥と米国代表ニーミッツ元帥が入場して、準備がすべて終了した。会場の正面には、縦八尺、横二尺の長方形の机が置いてある。その机に続いて正面から向かって左側に、中国、英国、ソ連、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランドの各国全権代表が順に並んで立っており、右側には、連合国最高指揮官マッカーサー元帥とニーミッツ米国代表及び、約六十名の米国隊員が並んでいる。

八時五十分、日本の全権代表が小型船に乗り、「ミズーリ」号艦の横に到着。重光外相、梅津参謀総長の二人の日本側全権代表に続いて、随員九名もまた到着。九時、マッカーサー元帥の司会で調印式が開始され、縦一尺五寸、横一尺ほどの降伏調印文書が二枚机の中央に置かれた。そして、日本側全権代表が歩いて入場し、重光、梅津両全権代表を先頭に、三列に分かれて並ぶ。各国代表に目礼した後、遂にマッカーサー元帥の指示に従って、まず重光外相が二枚の文書に署名し、次に梅津参謀総長が署名した。その後、連合国側が署名した。最初に最高司令官マッカーサー元帥、次に米国代表ニーミッツ元帥、続いて中国代表徐永昌軍令部長、英国代表フレザー大将、ソ連代表デレヴァンコ中将、オーストラリア代表プレーミー大将、カナダ代表コスグレイプ上将、フランス代表ルクレール大将、オランダ代表ヘルツリッヒ提督、ニュージーランド代表イシット空軍中将の順に署名。九時十五分、双方の署名が終了。連合軍総司令が降伏文書のうち一枚を日本に手渡すと、重光、梅津両日本全権代表とその随員は「ミズーリ」号艦から降りた。これで降伏文書調印式が終了した。

「二十二分間の荘厳な儀式の描写」

（東京湾米ミズーリ号二日・合衆社電信）日本側官員は二十二分間の荘厳且つ簡単な典礼中沈黙していた。朝の静けさの中戦艦の大砲が鳴り、日本帝国の無条件降伏の調印式が行われた。連合国各代表は、黒い書面の日本語文書と、金緑色の英文文書に迅速に署名した。典礼が順に進行するとともに、連合軍作戦飛行機が八百機ほど飛び立ち、最後にさらに連合国空軍の力量を見せつけた。マッカーサー元帥は、落ちついて厳粛な様子で式の開始を告げ、簡単な演説を行った。

日本代表重光葵は杖を使って移動し、（彼は十三年前の十二月八日に上海で爆弾を投げられ、足に傷を負った）ポケットから時計を取り出して時間を見、また繰り返し時計を見た。そしてペンを取り出して字を書く際に、インクがないことが分かり、結局米代表から予備のペンを借りて署名した。その時マッカーサー元帥は眉を寄せて不快そうな表情をしていたが、重光は無表情だった。続いて日本代表梅津美治郎が牛角の眼鏡をかけて移動し、日本帝国大本営を代表して迅速に署名した。そしてマッカーサーも署名した。彼は金色のペンを使い、それを太平洋が返還された時に功績のあった者の与えた。彼は連合国全体を代表して署名した。続いて中国、英国、ソ連、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランドの各国代表が次々に署名した。その後マッカーサー元帥は粛然としてマイクの前に立ち、「世界に平和が戻り、神がその平和を維持させてくれるように願う。この典礼はそのための結束を告げるものだ」と述べた。重光は杖に寄りかかって放心したように立っていた。

式が終了し降伏文書を受け取った時日本代表は、カナダ代表コスグレイプ氏が一行間違えて署名したことを指摘したが、マッカーサーの参謀長と日本代表の間で話し合い、迅速に解決した。式の見学者のなかには、真珠湾やマニラ、シンガポール、香港などの戦いについた者も数人いた。フィリピン島の米軍ウェンライト将軍、シンガポールを最後まで守った英軍のパーシバル、米第三艦隊司令ハルゼーや、その他作戦に大いに貢献した官員二十人が式に参加した。マッカーサー帥は署名する時に、日本軍に長い間拘禁されていたウェンライトとパーシバルに「私と署名をしないか」と言った。少し興奮した様子で用意していた五本のペンのうち一本を持ったところ、手がわずかに震えていたが、一文字目を書き始めると平静になった。一枚目を終えるとペンをウェンライトに贈り、二本目も使い終えるとパーシバルに贈った。その他三本も各国代表が流用して迅速に署名が完了した。その三本のペンについては連合国側の主要国に贈られた。

重光、梅津は米ミズーリ号から帰る時、しばらく戦艦の上に留まった後二人は外側を向いて、三十人ほどの主要人物、四十人ほどの高級陸軍軍官、五十人ほどの海軍軍官、そして同盟国記者や撮影記者、船の高所で雀の巣のようになっている船員、及び釈放された捕虜合わせて二百三十八人に、礼をして去って行った。

「日本降伏文書の要点」

（中央社「ミズーリ」号主力艦上、合衆社随艦記者による二日の電信）九月二日午前十時に調印された日本降伏文書の要点は下の通り・・・
一、我々は日本政府の天皇及び帝国大本営の命令により、またその代表としてポツダム宣言の各条項を受諾する。
二、我々は、日本帝国大本営の管理する軍隊がいかなる地位にあるかを問わず、日本帝国大本営が所有する軍隊の無条件降伏を受け入れることを、諸連合国に宣布する。
三、我々は、日本軍及び日本人民に敵対行動を停止すること、船隻、飛行機、軍用及び民用財産を保持所有し、その損失を避けること、連合国最高統帥の提出する一切の要求に服従し、日本政府の各機関も連合国最高統帥の指示の下出される一切の要求に服従することを命じる。
四、我々は、日本大本営に、その地位を問わず、日本軍の支配下にある指揮官及び、その指揮官の支配する部隊も一律に無条件降伏することを命じる。
五、我々は、日本の文官及び陸軍海軍軍官に、降伏後に連合国最高司令官の提出する一切の公告命令及び指示を遵守、実行することを命じる。また我々は、これらの官員にその職務を保留し、非戦門の任務の職務者はそれを継続することを指示する。但し、連合国最高司令官の命令した特別解除職務者は例外として除く。
六、我々は、日本政府及びその後継者に、忠実にポツダム宣言の規定を実施すること、並びにその規定を実施するため連合国最高司令官或いはその他連合国指定の代表が要求する一切の命令を発し、取り得る一切の行動を取ることを命じる。
七、我々は、日本帝国政府及び帝国大本営に、日本の支配下にある連合国捕虜及び連合国拘留民を即刻解放し、彼らの保護、手当、給養、並びに彼らの前の居住地に移送することを命じる。
八、天皇及び日本政府の統治国家権力は、降伏条項を実施が徹底していないことを連合国最高統帥が認めた場合、連合国最高統帥の制限の下に置かれるものとする。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上』

（作成者：佃美都子）